「お受験」に始まり、学生には中間、期末試験、入学試験、社会人になってからは昇進試験、資格試験、はたまた転職の際の適正試験と現代人は試験だらけ。
そんな大事な試験に向けて勉強!と始められれば良いですが、どうしても長丁場になる試験勉強期間にモチベーションを保つのは大変です。
今回はそんな勉強についてです。
勉強に対するやる気が出ないのはなぜ?
勉強していないから
「勉強しなさい!」と言われることも多い学生時代。
やった方が後々自分の為になると分かっていてもなかなか手が動かないことも良くあります。
勉強する気が起きない理由の一つは勉強しているのではなく、「させられている」からです。
自主的に勉強することと、強制的に勉強させられていることは別のことです。
私も学生時代、両親が厳しく、良く勉強させられており、当時は苦痛でした。
私が自分で勉強している、と感じるようになったのは大学院に入ってからです。
自分の研究にどうしてもフーリエ変換という手法を使う必要があり、自分で本を買ったり、図書館に入り浸ったりして学んでいった結果、こんなに面白いものなのか!とフーリエ変換ばかりでなく、数学そのものにどんどんのめりこんでいきました。
興味は数学ばかりでなく、統計学にも広がっていき、未だにこの2つの分野は好きなままでいます。
ガチャ確率計算など、統計学は知っていると結構便利なことも多いですしね。
必要に駆られて行った結果ではありますが、この時は時間を忘れて熱中しており、トランプを楽しむために、パンにひき肉をはさませたというサンドイッチ伯爵の気持ちが分かった時でした。
どうしたら勉強する気が出るのか?
理由を見つける
勉強する気が起きない時はどうしたら良いのでしょうか?
「走る時は好きな走り方で良い。どんな走り方でもいい。」とはQちゃんこと高橋尚子選手を育てた小出監督のお言葉です。
罰として「走ってこい!」なんて言われる、すなわち強制的にやらされるから走ることを嫌いになってしまう、とテレビのインタビューで答えられていたのを見て、私も全く同感でした。
やはり自ら進んで行うときほど効果が出やすいものはありません。
試験勉強なら友達と競い合ってみる、いっそ得意教科だけでも学年1番を狙ってみる、受験勉強なら一人暮らししている自分を思い浮かべる・・・など。
出来ればポジティブな理由が良いですが、受験に失敗したら・・・なんてネガティブな理由も良しです。
尻に火が付いたとき、あせり、焦燥感を抱いたときに人間は凄い力を発揮します。
火事場の馬鹿力です。
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手を動かす
やる気が出なくても手を動かしていると徐々に身が入っていくものです。
これは勉強に限らず仕事でも良く言われることです。
動き出しはつらいですが、最初だけです。
ボールがころがることと同じで、最初の動き出しに一番力が要るのです。
机に座りたくないのであれば、ベッドに横になって参考書を手に取るでも良いでしょう。
机の掃除をしてみるのも良いでしょう。
コーヒーを淹れるのも良いでしょう。
まずは動きましょう。
とっかかりは何でも良いです。

かんきつ類を用意する
みかんなど柑橘系の香りはやる気を出させるなどと言われ、私も浪人生時代よくCCレモンなど柑橘系の香りのあるジュースを飲んでいました。
確かに、気持ちのスイッチが切り替わるような気がしていました。
思い込みかも知れませんが、ジュース一本でやる気が出るなら安いものです。
モチベーションがガソリンみたいにスタンドで売っていればと良く思ったものですが、そんなものは売っていません。
自分で何とかするしかありません。
過去問、予想問題集に挑戦する
過去問などを用意した上で試験本番までのスケジュールを確認し、あと何日後にはこれが解ける自分にならないといけないという状況にしてみるのも手です。
現時点でどの程度解けるか?
満点が取れるでしょうか。
全く歯が立たないなら大変です。
これこそネガティブな理由ですが、自分にムチを打つのもたまになら良いでしょう。
きっと良い成長の機会になるはずです。
おわりに
勉強はやはり大変ですが、大切な成長の機会でもあります。
社会人になってから、学生時代にもっと勉強しておくんだったと後悔する人は少なくありません。
私自身も幾度となくそんな言葉を聞いてきました。
せっかくの大事な機会、ぜひ生かしたいものですね。

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