思わず採用担当者ちょっと来い、親の顔が見てみたいという困った人はどんな組織にもいるもの。
その人の指導を自分がすることになっては大変です。
今回はそんな困った後輩の指導についてです。
暴走タイプ
こちらの指導を全く聞かず、暴走してはやらかしてくれるタイプ。
こういうタイプは独自の価値観を持っていたり、大変な自分が好きないわゆる社二病だったりします。
後輩なのに上から目線だったりすると、精神衛生上も良くありません。
対処法:距離を置く。指導は落ち込んでいるときだけにする
聞く耳を持たないことが多く、あなたからだけでなく、周囲からも疎まれています。
厳しいようですが、痛い目を見てもらうことも時には必要です。
あまり頻繁に接するのをやめ、本人の好きなようにやらせてみましょう。
苦情が来るようであれば、あなた本人で抱え込まず、必ず上長に報告して記録に残してください。
指導やフォローは本人が落ち込んでいる時のみ実施しましょう。
それ以外の時に行う指導は労力の浪費です。
マイペースタイプ
熱心に指導しても反応が薄く、何を考えているのか分かりにくいタイプです。
興味のある分野とない分野で取捨選択が激しいなど、時には自分勝手にも見えてしまうまさしくマイペースなタイプです。
対処法:コミュニケーションの方法を増やしてみる
実際にフェイストゥーフェイスだとあまりしゃべらないけど、メールやメモなどの文面では意外と陽気であったりと雰囲気が違ったりしませんか?
このタイプは何も考えていない訳ではないため、ぴしゃりと全否定するのはNGです。
まずは相手の主張を聞く、あるいは読んでみましょう。
連関図などで結論に至った経緯を見える化してもらうのも良い手です。
苦手分野を苦手でなくさせるよりは、得意分野を伸ばす方が効果的です。
パフォーマンスが異常に低いタイプ
良く会社では2:6:2などと言い、会社の看板を背負える人は上位20%、中間層が60%、下位20%は箸にも棒にも掛からぬと評されます。
この下位20%に該当するタイプは、本人が仕事が出来ないとは全く思っておらず、むしろプライドが高い傾向にあります。
対処法:期待しない
まずあなたの期待値を0にしましょう。
居るだけの人です。
そんな人が何か少しでも仕事が出来たら、すごいと思うようにするのです。
そんな人間がなぜ給料を受け取るのか?もっともな指摘ですが、日本ではそう簡単に解雇は出来ません。
大企業ほどこういったぼんやりした人が多くなるといいますが、管理人もこのタイプを良く見てきました。
何をやらせてもまず伸びることはないので、せめて邪魔させないようにするしかなかったと記憶しています。
とはいえ、何か苦手でない、比較的パフォーマンスが高い分野もあるはずです。
その分野の業務をやってもらうしかありません。
全タイプ共通
嫌われたくないとは思わないこと
職場の人間関係は難しいものですが、指導する上ではどうしても苦言を呈さなければならないこともあります。
その人のため、組織のことを思うのであれば、言うことも仕事のうちです。
厳しく指導しても、本当に相手のことを思い、相手の成長を望んでいれば、恐れられることはあるかも知れませんが、憎まれることはありません。
世代間のギャップはいつの時代でもある
かつては「新人類」と若い世代を評して自分たちとは違う生き物とみなしたり、さらに古くはエジプトのピラミッドの壁画にも「最近の若いのは・・」という奴隷の落書きが残っていたりと、いつの時代も世代間の壁は分厚くありました。
あって当然、という認識であれば、思い悩むことも少なくなるでしょう。
おわりに
仕事は仕事内容と人間関係の2つから成り立ちます。
対応が難しい人はどこでもいるものですが、他人は変わりません。
ただ、あなたと他人との距離や接し方を変えることは出来ます。
意外と同じ悩みを抱えている人は多いものですので、決して一人で抱え込まないでください。
どうしようもなければ転職も手です。
実際に転職しなくても、世の中にはこんなにたくさんの仕事がある!と思うだけでも気が楽になるでしょう。
また、怒ったりするネガティブなことはパワーを使います。
笑いに変換してしまうというのはどうでしょうか。

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