会社員には避けて通れない社内の人間関係。
どうしても自分と合わない人もいますが、それが上司だと大変です。
今回は厳しい上司への対処法です。

自動車業界は面倒な上司が多かった・・・。
厳しい相手のさらに上を行け!
嫌な上司の対処法その①として、まずは相手の要求のさらに上を目指してみましょう。
工場でもオフィスでもいきなり機嫌が悪くなったり、怒鳴ったりする人はいるものです。
ただ、そういう厳しい人は仕事が出来ることも多いです。
対処法として、上司の掲げている目標のさらにその上を目指すという手があります。
私も自動車業界に入った当時、良く怒鳴られていました。
ある日、あまりに怒られ過ぎて、ぷっつんとキレてしまったのです。
よし、そこまで言うならお前の望みを上回る結果を出してやる!
そうしてこれまでのなんとか怒られないようにという守りの姿勢から、成果を出すぞという攻めの姿勢に転換したところ、何も言われなくなったどころか、頼りにされるようになったことがあります。
これは厳しい上司には有効な手段で、以前タムロンという大手レンズメーカーの社長を務められていた小野守男さんからも同じような話を聞きました。
かつて小野さんが社長になる前、先代社長より毎日厳しい要求を突き付けられ、困り果てていたとのことです。
気が付くと夜、線路の上をぼんやり歩くほど追い詰められた結果、
「社長の要求も死ぬことに比べたらなんてことはないんじゃないか」
と思い立ち、社長からの3割コストダウンしろという要求に、いえ、4割で行きましょう!と返すようになったところ、何も言われなくなったそうです。
なかなか勢いが必要ですが、自分を高める結果にもなりますので、手段としては有効です。
仕事への姿勢を改める
嫌な上司への付き合い方その②として、自分の仕事への姿勢に問題がないか、振り返ってみましょう。
とは言っても、いきなり経験の浅い部下がより経験豊富な上司を上回ることは簡単ではありません。
まずは業務への姿勢を改めることから始めましょう。
有能で厳しい上司は下につく者の姿勢を良く見ています。
特に業務に真剣に取り組んでいるか?こちらの言っていることを受け止めてくれているか?厳しくチェックしています。
なぜなら、自動車業界に限らず、仕事上品質は命です。
一つの不具合が製品を買ってくれたエンドユーザーを殺してしまうかも知れません。
ゼロディフェクト、不具合ゼロを目標に、とはよく聞く言葉です。
叱られた時、下記対応はNGです。
・黙り込む
・言い訳や自分は悪くないを連呼する
・笑ってごまかそうとする
こういった対応は上司からすると、言っていることを受け止めていないと思われるため、火に油です。
少しでも思い当たる方は自分を見直してみる良い機会かもしれません。
私も部下を持った経験上、叱った時にこちらの言ったことを受け止める者が伸びていました。
【早い者勝ち!】.com/.net/.jp ドメイン取るならお名前.com

距離をおく
続いて嫌いな上司への対処法その③として、異動や転職でそういう人と離れてしまうのも有効な手段です。
厳しい人というのは会社内でもみんなに同じく面倒な人と認識されていることが多く、異動申請も通りやすいかも知れません。
転職も以前は35歳限界説といったものがあったようですが、最近は40代、50代の転職も珍しくありません。
⇒リクルートダイレクトスカウト体験談 ~使用すると会社にばれる!?~
会社は世の中にたくさんありますし、また実際に転職せずとも自分のスキルと年収がマッチしているか、自分はどういった仕事、業種に就けるか、確認してみるのも良いかも知れません。
最近ではフリーランスの方は昨今1500万人を超え、まだ増え続けています。
腕に覚えのある方、独立に興味のある方は思い切ってみるのも手です。
無理に辛い状況に身を置くことだけが唯一の手段ではありません。
いっそ、心機一転して外資系を目指すのも面白い選択肢です。
おわりに
最近は管理職だけでなく、一般層へもパワハラなどハラスメントの教育が進んでいますが、未だそういった事例はなくなりません。
親ガチャ、配属ガチャという言葉も聞きますが、いざそうなってしまったときにも上手く自分を守る方法も考えておきたいですね。
それでは、ここまでお付き合い頂き、有難うございました。

コメント