管理人がとある日産系サプライヤで働いていた時の話です。
ベテランの直接員 (工場勤務の肉体労働者)の方々から「若手が会議の準備ばかりしていてちっとも現場に来ない」とのご意見がありました。
その会社はホワイトカラーの建屋とブルーワーカーの建屋 (工場)が分かれており、しかも自転車で10分程度の距離があったため、行き来することは少々の手間でもありました。
会議の準備が出来てなければ尋常じゃないぐらい怒られるし、嫌な汗もかくし、現場って工場だけじゃないと思うけどなぁなどとも思いつつ、なるべく工場へ向かうようにしました。
管理人はその会社では計4年程度の勤務でしたが、10年、20年勤めたマネジメントクラスと同様の仕事もすることがあり、業務に慣れるのが早かったと評されたのは工場に足しげく通い、現場を良く知っていたからだと思います。
ところがある日、上長から何をしているか分からず、管理出来ないと叱責されました。
というのも、工場に常駐するほど通っており、ホワイトカラーの建屋に居なかったため、上長からしてみると気に入らなかったのでしょう。
どうするのが正解なのだろうと途方に暮れましたが、ここで取りうる手は二つありました。
① 現場の方の意見を無視してホワイトカラーの建屋で仕事をする
② やはり工場に居続けた上、上長の期待を上回るアウトプットを出し続ける
①現場の方は直属の上長ではなく、管理人の評価が出来るわけではありません。
思い切って優先順位をつけるのも一つの手段であったと思いますが、管理人は②を選びました。
当時、他の誰よりも高いクオリティのアウトプットを最速で出し続けていると自信があったので、メールから会議の結果から、全ての仕事を上長に送り付けてみました。
結果、何も言われないどころか評価は上がり、各所でアイツは良くやっていると褒められていたそうです。
がむしゃらに頑張っていた若かりし頃の記憶ですが、上司が厳しいならさらにそれを上回ってしまえば良い、と一つ学びました。
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