大手自動車サプライヤのマレリホールディングスが2022年7月、東京地方裁判所に簡易再生を申請しました。
マレリは日産自動車と関わり合いが深く、日産系サプライヤで長く働いていた私としては思うところがあります。

もともと、日本ラヂエーター⇒関東精機⇒カルソニックカンセイ⇒マレリと変遷を重ねてきた企業ですが、6年ほど前はまだカルソニックカンセイでした。
当時、管理人はジヤトコという日産系のトランスミッションメーカーに居り、ジヤトコ内ではカルソニックカンセイを略してカルカンと呼んでいました。
センサーなどに強かったイメージで、不具合対応などで良く連絡していましたが、当時で売上高が一兆円近くもあり、優良企業との評判も高くありました。
そのカルカンが日産グループから離れると聞き、いよいよデンソーの様に親会社からだけでなく他のカーメーカーからの受注も目指すメガサプライヤになるのか、皆でジヤトコ辞めてカルカン行こうか、なんて話をしておりました。
さらにフィアット・クライスラー・オートモービルズのマニエッティマレリを買収すると聞き、いよいよ盤石だなと思っていた矢先のこの民事再生で、なんだかショックも大きいです。
加えて負債がなんと1兆9千億円とタカタを上回るというではありませんか。
1兆円売っている企業でもコストが1兆円以上なら潰れるでしょうが、先のことは本当に分かりませんね。
カーメーカーもなかなか苦しそうですが・・・。

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