外資系企業というとどんなイメージでしょうか?
全員がカッコいいスーツに身を包み、ネイティブのような美しい英語を自在に操り、業績によっては容赦なくリストラが行われる・・・というわけでもありません。
外資系であっても日本法人は日本国の法律に従う必要があり、そうそう首切りは出来ません。
なんだか日本企業に自分は合わないんじゃないか、もっと違う環境に自分を置いてみたい、という方は外資系企業を検討しては?
今回はそんな外資系企業についての話です。

私は自動車業界と機械メーカーと計2社の外資系企業で働いた経験があります!

外資系企業とは?
外資系企業とは名前の通り、日本企業ではない海外資本の企業のことです。
アップル、アマゾン、イケア、など超が付くような有名企業も沢山ありますが、本稿ではその国外企業の日本法人について触れます。
まず外資系企業はその成り立ちで大きく2タイプに分けられます。
日本企業を買収したパターン
自動車業界で長く働いていて感じたことの一つとして、日本という国は製品の品質に世界一厳しい目を向けています。
製品の外観については特にそうですね。
その所為もあってか、日本市場に入ってシェアを増やしていくことは容易ではありません。
そのため、外資が日本企業を買い取ることがあります。
そうやって日本法人を立ち上げたパターンです。いわば看板の架け替えです。
このタイプは看板の架け替え前と後で社員の質が異なることが多いです。
長く居る社員は職人肌で英語は一切出来ないが、新人は割とスマートで英語が堪能、など。
また、看板が変わった後に社員の評価のやり方や会社のルールが大きく変わることもあります。
管理職になるにはTOEICが〇点以上必要で、現在満たしていないものは降格といったケースもあります。

日本法人を立ち上げたパターン
こちらは買収ではなく日本法人を新たに設立したパターンです。
本国や海外から移転してきた方や現地採用の方が入り乱れますが、社員の質は前項ほどばらばらではありません。
漏れなく英語が出来る方ばかりです。
どちらが良いというわけではありませんが、自分に合う方を選びたいですね。
外資系企業へはどうやって入社するの?
新卒か中途かは人それぞれですが、いずれにしても外資系企業は新卒採用が少なく、中途が多い傾向があります。
内資企業は転職回数が多い方を嫌がる傾向がありますから、内資企業で書類選考を通らないという方は英語を勉強して外資系企業を目指すのも一つの手です。
入社の方法としては新卒なら内資企業と同様に通常応募、中途なら直接応募か転職エージェントを通す形になります。
どういった形であれ、事前の企業研究は万端に行いましょう。
最近はOpenWorkや転職会議など口コミサイトも多く、ある程度事前に情報が入手できます。
こういったサイトは辞めた方の書き込みも多いので、実際によりも評判が悪くなりがちですが、まさにその通り、といった内容もあります。
また、検索した際、サブキーワードで「〇〇社 パワハラ」、「××社 事業所閉鎖」とある場合、注意して情報収集を続けましょう。
離職率が把握できるとなお良いです。

転職エージェントを利用する
外資系企業を目指すのであれば、JACリクルートメントやRGFなど外資系企業に特化したエージェントがお勧めです。
どこのエージェントでも登録の際、webか電話などで担当のキャリアアドバイザーと面談となりますが、JACリクルートメントは各キャリアアドバイザーが顧客である特定の企業を抱えており、管理人の面談時は何人ものキャリアアドバイザーの方から案件の紹介をしていただきました。
こんなにたくさん企業があるならどこか入れるかな・・・とほっとしたのを覚えています。
また、親身になってくれる方が多く、不安になりがちな転職活動中でも落ち着いて活動できるでしょう。
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応募-書類選考
実際に応募する際、内資企業であれば履歴書、職務経歴書だけですが、外資系企業だと英語レジュメが必要な場合もあります。
英語だと住所の書き方がまず違いますし、英語レジュメは直近の履歴から順に書いていくので職務経歴書と真逆にする必要があったりと、慣れないと中々大変ですが、サンプルを貰えますので、初めての方でも心配ありません。
最近では翻訳サイトもかなり精度が高いものがありますので、参考にするのも良いでしょう。
管理人もDeepL翻訳などを良く利用します。
日本語⇒英語、英語⇒日本語が単語、文で出来るのはもちろん、翻訳の候補まで色々出てくるうえ、読み上げてくれるのが良いですね。
面接
内容そのものは内資企業と変わりません。
自己紹介、職務経歴、応募理由、今の会社を辞めたい理由、自分の長所短所など。
ただ、それらに加えて英語について聞かれることが多いです。
今の内容を英語でもう一度、や英語で自己紹介をしてください、など。
また面接そのものが全て英語となる英語面接が設定されることもあります。
聞かれる内容は日本語の面接とそう変わりませんので、上記の内容をあらかじめ英語にしておき、覚えておくと良いでしょう。
英語面接の場合は募集要項に実施の旨が書いてあることが多いですが、管理人は前日に告知され、慌てて準備したことがあります。
未経験でも大丈夫?
外資系企業への転職では、未経験でも問題ありません。
というのは、大半の転職者が外資系未経験だからです。
私が以前所属していた外資系企業でも、新人のほとんどは外資初挑戦でした。
外資系企業への転職に当たり、外資系経験の有無はまず問われないと考えて良いでしょう。
入社後
外資系といっても日本法人である以上、日本人もいます。
普段の会話まで全て英語ということはありません。

ただし、やはり業務で英語を使うシーンが出てくるでしょう。
管理人はアジアの事業所のメンバーとやり取りする機会が多かったのですが、英語より訛りが厄介でした。
特にインドなどは英語らしいのですが、3割ぐらいしか聞き取れず、難儀した経験があります。
とはいっても会議であるなら、資料もありますし、また電話でもチャットなど文字にしてもらうことも可能です。
やる気があればやりようはあります。あなた次第です。
おわりに
管理人がかつて働いていた外資系企業では人手不足で苦労していました。
特に英語で尻込みする方が多かったようです。
外資系未経験、というのはなんのハンデにもなりません。
その理由は、今英語が出来るかどうかよりもこれから努力するかどうかがより重要であるからです。
面接時はポテンシャルを重視するところが多いので、やる気をなるべく具体的に示すという手もあります。
書類選考になかなか通らない、という方は外資系も選択肢に入れてはどうでしょうか。
特に地方だと人を集めるのに苦労しているところも多いので、比較的狙いやすいと思います。
言ったことが無い土地でも日本国内です。
日本語も通じますし、スーパーも病院もあります。住めば都、かも知れません。

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