「非正規」で検索すると「非正規 抜け出せない」、「非正規 生きていけない」といった辛いワードや果ては「非正規 生きる意味」とこの上ないほどヘビーな文面も出てくる昨今。
私も30歳にして内定を失って失業する羽目になりました。
その後、派遣社員、契約社員、特定派遣を経て正社員になり、さらには年収500万円を超えるまでに至りました。
そこまでの過程で行った内容をご紹介します。

派遣からメーカーの正社員になるまで、ちょうど10年かかりました!
派遣から正社員になるために・・・情報収集!
転職サイトに登録する
派遣から正社員になるために大事なことその1として、まずは情報収集です。
直ぐに転職しなくて良いのです。
世の中にはどんな仕事があり、どの分野なら求人が多いのか、また給料、雇用形態などの待遇が良いのか調べてみましょう。
さらにその際、これなら自分が出来そう、と思うものをチェックしておくのも良いです。
未経験可、という案件も多いので、思い切って肉体労働からホワイトカラーへの転向などキャリアチェンジというのも良いでしょう。
DODAやリクナビネクストなどが条件を指定しやすくて使いやすいです。
また、ハイクラスの職を目指すのであれば、企業への応募だけでなく、エージェントからスカウトを貰えるリクルートダイレクトスカウトなどがオススメです。
転職エージェントに登録する
ある程度求人の現状が分かったら、転職エージェントに相談してみましょう。
こちらも登録したからには転職しないと、ということはありません。
自分の履歴を見てもらい、どの企業に応募出来るか、または希望の企業を告げて、企業の求めるレベルと自分がマッチしているか、していないなら何を身に着ければ良いのか、プロの目で見てもらうのが一番です。
また、履歴書や職務経歴書の書き方もレクチャーしてくれますので、書類選考の突破率も上がるでしょう。
企業担当者はそうやって見るのか!と意外な発見があるかも知れません。

転職エージェントは転職が成功した場合、すなわち企業が人を採用できた場合にその方の年収の何割かを成功報酬として受け取ります。
そのため、転職エージェント経由で応募すると、直接企業に応募するより高くつくから嫌がられるのでは?とお考えの方、そこは気にしなくても大丈夫です。
私もそのように考えて転職サイトや企業HPから直接応募していましたが、書類の書き方が悪かったのか、はたまた身の程をわきまえず超有名企業に応募し過ぎたせいか、書類選考すら全く通らなかった時期があります。
一般に、正社員一人採用するのに100万円かかるなどと言われますが、応募書類を確認するだけで結構な人件費なのです。
転職エージェントには企業の求める人材を伝えてあるので、エージェント経由の方が時間をかけて見てもらえます。
エージェントを介してもダメな時はダメですが・・・。
エージェントでお勧めはリクルートエージェントですが、外資系企業を希望するならJAC Recruitmentが親身になってくれます。
なんだかリクルートが多いですが、私の体感でお勧めしています。
やはり、大企業であり続けられる組織というのはきちんとした理由があってのことでしょう。
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注意事項
・未経験歓迎-なぜ未経験でも良いのか?
企業は経験者を求めますので、それに反して未経験可としている案件は注意して見る必要があります。
大概の理由は人手不足ですが、一番気を付けたいのはブラック企業です。
ご存じブラック企業は離職率が異常に高いので、大量離職を前提として大量採用となります。
企業名を検索して「〇〇企業 ブラック」などと出る場合は注意が必要です。
ホワイト企業でも未経験可の案件はあり、多いのは派遣会社です。
派遣会社の収入は派遣料金です。
社員をクライアント企業へ派遣し、労働力が時間単価の売り上げとなるため、稼働人数と売り上げは比例関係にあります。
そういった企業では未経験でもクライアントに受け入れられそうな人はいくらでも欲しい形になるので、未経験でもヨシとされる場合があります。

自己分析
自分のスキルを確認する
派遣から正社員になるために大事なことその②として、自分の能力を正確に把握しましょう。
意外と履歴書に書ける資格や職務経歴書に書ける業績が少なかったりしませんか?
書ききれない、という方は人目を惹く内容を選抜すれば良いですが、あまり無い、という方は今からでも資格試験の勉強を始めてみたり、今の業務に打ち込んでみるのも良い手です。
資格取得に向けて勉強中、というのは一つのアピールです。
TOEICやQC検定などは汎用性の高い資格です。

自分の良い面、悪い面を正直に把握する
面接で良くある質問の一つが「長所と短所を教えてください」です。
その場で考えるのでは準備不足であり、今のうちに考えておきましょう。
実際の面接の際も実例を伴うほうがよろしいです。
例.
〇長所は地道に努力することです。
一例としては通常の業務の他に独学でTOEICを500から700点まで上げることができました。
⇒具体的な例をともなうと相手にも伝わりやすいですが、なるべく面接官がイメージしやすい例ならなお良しです。
×長所は地道に努力することです。 (例なし)
⇒客観的に己を見ることが出来ているか?能力に疑問を持たれる可能性があります。

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自己啓発
資格取得
派遣社員でも契約社員でもはたまた正社員でも、企業が最も求める人材は「経験者」です。
過去に同じような仕事をしていた人を欲しがりますが、次いで求められるのは「資格取得者」です。
この業種に行きたい、でも何の経験もない・・・という場合は資格取得から始めてみるのも手です。
品質の仕事がしたいのであれば、QC検定、など。
私も品質の仕事は長くしてきましたが、QC検定を進めている企業は少なくありません。
3級、4級などは良く見かけましたが、2級まで取得できればまず良しです。
ただし、なかなか難しいので、統計学やISOの知識が一切ないという方はまずは3級取得を目指してはどうでしょうか。
異業種への挑戦
全く別の分野に正社員で、というのは中々難しいですが、派遣であれば大分ハードルが下がります。
まず派遣で入ってみるという手もあります。
ただし、やはり高給は望みにくいので、自分の中で優先順位を書き出してみるのも良いでしょう。
1. 今後のキャリア 2. 勤務地・・・など。期間限定で給与はそう高くなくても良い、でも勤務地は関東が良いなど一度整理してみましょう。
英語
私がオススメしたい勉強の一つが英語です。
なんでまた?理由の一つは外資系が狙えるようになるからです。

内資企業は転職回数が多い候補者を敬遠する傾向があります。
せっかく雇っても長く働いてくれないのでは、と及び腰になるのも当然ではあります。
私もいくつかの外資系企業に応募しましたし、実際に働きましたが、転職回数はあまり気にされませんでした。
また、内資企業は1/10ぐらいの書類選考通過率であった際も、外資は5/5の通過率でした。
英語などの長所で転職回数などの短所を打ち消すことも出来るかも知れません。
ちなみに年収が初めて500万円を超えたのも外資系企業でした。
具体的にはTOEICがメジャーであり、基準としては600点程度を良く見かけます。
平均点より少し上だからでしょう。
TOEICは東大を目指すような超有名高校の1年生が受験した場合、500点程度などと言われますので、中学英語がマスター出来ていれば500点程度取れると考えて良いでしょう。
まずは問題集を解いてみることをお勧めします。
問題の多さに驚かれるかも知れません。
以前、管理人が知人にTOEICを進めた際、「勉強のための勉強にならない?」と言われたことがありますが、管理人はそんなことはないと考えます。
理由としてはTOEICはビジネスシーンに特化した内容であるためです。
ビジネスで良く使われる用語が多いうえ、問題の量もかなり多いので、スピードが求められるビジネスでは有用です。
TOEICが高得点なのに仕事で英語が使えない、という方は見たことがありません。
英語は出来るのに・・・という方はいましたが、まあ余談です。
こちらもご覧ください⇒外資系企業への転職
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私の実体験をまとめた内容が石黒書籍様から電子書籍として出版されました。

30代、40代で非正規から脱却する方法~年収は、高い方が良いに決まっている~
なんだかすごいタイトルです。
こちらは私が30歳で失業し、その後14年かけて年収0円から年収500万円以上にまでたどり着いた経緯を紹介しています。皆様のご参考になれば幸いです。
また、表紙にきれいな女性が描かれていますが、残念ながら私は男性です。
それでは、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

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