一期一会という言葉もあるように、転職は出会い、マッチングです。
事前に良くリサーチしたのに、上手くいかなかった・・・ということも残念ながら起きてしまいます。
私自身も転職に失敗し、せっかくの高給な正社員の職を投げ捨ててしまったことがあります。
そんな時にもう一度正社員になるために大事なことをご紹介します。

もう一度正社員を目指しましょう!
企業の選び方を変えてみる
候補となる企業を広げる
転職失敗から再転職するための大事なポイントの一つとして、企業の選び方をこれまでと変えてみるというのは重要なことです。
従業員〇人以上、上場企業など会社を彩る華々しい言葉が沢山あっても、あくまでそれは看板です。
中にいる社員が全て人格的にもすばらしい人たちだと保証するものではありません。
そういったこだわりを捨てて、幅広い企業に目を向けてみましょう。
企業HPや企業へのインタビュー記事などを見てみると、大企業でなくとも社員の方が輝いている会社はたくさんあります。
さらに、実際に面接でも面接官がどういった表情か、また会社の雰囲気を聞いてみて、言いよどむようなことがなければ、なお良しです。
ただ、明らかに評判の悪い、ブラック企業などは避けましょう。
⇒OpenWork 「社員による会社評価」 就職・転職クチコミ
OpenWorkなど、従業員が会社を評価するサイトは多くあり、あまり点数が低い、あるいは悪口が多い企業は要注意です。
体感ですが、目安は星★★★で、それ以上なら良し、星★★や星★は危険です。
地方にある企業や外資系企業
日本企業にありがちですが、正社員として採用する場合、長く働いてくれるかを非常に重視します。
特に広告など打たなくてもみんなが知っているような有名企業では、転職回数が多いことはかなりのマイナスです。
そういった競争率が高い企業から、ベンチャーや外資系、特に東京以外にあるような企業へ目を向けてみましょう。
私は東京以外にある外資系企業で勤務していましたが、いつも人手不足でした。
社員には全く英語が出来ない人もいるのですが、外資系というだけで敬遠してしまう人が多く、また地方を好まない人も多く、採用にはこの2重のハンデがあるのです。
さらに企業相手のビジネスのみを行っている、いわゆるBtoBの企業だと大企業でも知名度が低いため、人集めにはより苦労します。
こういった安定した大企業なのに倍率が低い企業はねらい目です。
具体的には日産系大手トランスミッションメーカーであるジヤトコ、独立系安全部品メーカーのオートリブなどです。
ベンチャー企業
ベンチャー企業も転職回数を気にしない傾向が強く、再転職には向いています。
最近ではユニコーン企業などと評されますが、ベンチャーでも株式公開を控えた企業も少なくありません。
そういった企業は勢いがあるうえ、業界自体も元気なことが多いので、仕事はハードでも充実感は得やすいでしょう。
私も今回コンサルタントとして入社する企業はベンチャーですが、株式の公開も視野に入れた会社です。
ベンチャーなのに面接が4回もありましたが、社員の方がみんな生き生きしているところに惹かれ、入社を決意しました。
正直怖いところがないでもないですが、短期での離職がある私の履歴書はもう大企業には通用しないものです。
失うものはもうありません。

派遣会社
派遣会社の売り上げは派遣料金ですので、稼働できる、すなわち客先で働ける人間は多いに越したことはありません。
こちらも転職回数は気にしない傾向があります。
ただ、派遣会社は従業員満足度が一般の企業より低く、積極的にオススメは出来ません。
⇒元社員が派遣会社アウトソーシングテクノロジーをオススメしないワケ
最後の手段として考えておくのは良いでしょう。
再転職のための面接対策
正社員であれ、有期雇用であれ、面接が無いことはありません。
これまで挙げた転職回数を気にしない企業でも、短期離職のことは必ず聞かれます。
返答に窮さないように、理由を準備しておきましょう。
理由としては客観性を持たせるものが望ましいです。
良くない例:上司のパワハラです。
良い例:事前の話では良い企業に思えたのですが、実際入社してみると上長があまり他人の話を聞かれないタイプの方で、離職率も公表されていませんでしたがかなり高く、社内から募集をかけても人が集まらない状態でした。
また、内部通報窓口や人事部にも相談しましたが、異動も叶わず、体を壊す前に退職致しました。
入社前に早期離職の理由をどう努力しても知りえなかったうえ、入社後にはなんとか馴染もうとしたが、叶わなかったとあなたでなく、誰がやってもダメだっただろうと客観的に示すことが良いでしょう。
もちろん、嘘はダメですし、また同じことを起こさないための工夫も必要です。
うつなどの病気があるのであれば、仕事が出来る状態まで回復した後に、何か他の問題があるならば、どうしたら上手くいったのかも考えておきましょう。
おわりに
働くという言葉には通勤、仕事内容、人間関係などなどたくさんの要素が含まれており、働くことは大変です。
それだけに時間を忘れて取り組めるような仕事に巡り合うということは至高の幸福でもあります。
転職により環境を一新するのも一つの手段ですが、自分がそういった望む環境に適応できるよう、あるいは自分で望む環境を作り上げられるような努力も合わせて行いたいですね。
それでは、ここまでお付き合い頂き、有難うございました。
あなたが良い職場に出会えますように。

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